子どもとオンラインゲーム

2014年10月6日月曜日

Game

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 自分の趣味において、離れた年代の人と関わるケースは皆無ではない(登山やボルダリング、ゲーム他)。上は年配の方から。下は小中学生なんていう自分の子どもみたいな年齢差の人だっている。子どもたちはそれぞれ、本人及び保護者の意思で参加しているのだろうから、他人である自分がとやかく言う筋合いはない。勿論、場に相応しくない行為をしていたり、明らかに間違ったことをしていれば、(人生の先輩だなんて烏滸がましいことを言うつもりはなくても)同じ趣味を楽しんでいる者の一員として、意見したり相談に乗ったりするようなこともあるだろう。

 これが例えば、顔が見えず、氏素性も分からない、オンラインゲームという趣味での話だったらどうだろう。そもそも実際の人物がどんな人か分からないので、様子がつかみにくく、なかなか意見しにくかったりする。これは、世代を超えて関わりやすいというメリットにも思えるし、デメリットにも思える。場所も時間も飛び越えて、見ず知らずの他人と関われてしまうオンラインゲーム。よくあるスマホのゲーム程度なら、他人との関わりはフレンド登録をしてゲーム内のアイテムを送り合う程度だが、PCやPS4等でのゲームは、ゲーム内でリアルタイムに文字で会話したり、時にはヘッドセットで実際に会話しながら遊ぶこともある。より現実に近い感覚で臨場感のあるプレイを楽しむことが出来るわけだが、そこに参加する子どもたちにとって、相手は顔も名前も知らない大人たち……これは普段の生活ではありえない、特殊な状況ではなかろうか。

 もし自分の子どもが、オンラインゲームをやりたいと言い出したら。
上記のような特殊な環境について教えた上で、時間を限って遊ぶことを許可するかもしれない。社会人は22時からがコアタイム、0時を過ぎるようなこともしばしばあるが、少なくとも身体的に成熟しておらず、自己管理も責任能力もままならない子どもたちには、自由に遊ばせることはしないだろう。時間を区切り、内容も検討する。マインクラフトみたいなゲームなら悪くないかもしれないが、MMORPGは少し考えるかもしれない。場合によっては自分が一緒に参加するのも手かもしれない。

 もし自分が、オンラインゲームで見ず知らずの子どもと遊ぶことになったら。
先に述べたように、本人及び保護者に直接話を聞いた上で、(例えばしっかり監督しているとか、他に居場所がない等の理由で)仕方ない状況ならば、反対はしないかもしれないが、一定のルールは作った上で参加しようね、となるだろう。しかしそうでなく、本人の独断だったり、関わる周囲の大人が勝手に参加させているならば、少なくとも一緒に遊ぶことはしないだろう。

これが何かの大人たち中心のグループやサークルでの話だったなら、もしグループが子どもの参加を認めたのであれば、自分はそのグループに参加しないという選択をするかもしれない。トラブルが発生したり犯罪に発展するようなことがあれば、関わる大人として、子どもを保護する立場の大人として、どうすればいいか。よく知る身近な子どもならば、直接連絡を取って家に行ったりすることも出来るだろう。しかしそれが出来ない場合、どこまで関わってよいのか。他所の子は他所の子、好きにさせればいいと放任してしまっていいのか。関わり続ける場合、納得いく責任を取ることが出来るのか……

 ……それもまぁ、本人が本当に子ども(被保護者)であればこそ、だけども。いや、被保護者でなくても、そういった注意は相互に行うべき世界ではあるけれども。そもそも既に、そういった人物が身近なところに存在しているのかもしれないけれども。

などなど考えていると、ひっそりオフラインで遊んだり、よく知った仲間とだけで遊んでいたほうが平和なのかもしれないと思ってしまったりする。事なかれ主義?そうかもしれない。

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